手順を詳しく知る
催事出店:破損・汚損した商品の保留管理:販売数へ戻す前の確認
非食品の商品で、開梱時の傷や売場での汚損を見つけた際の記録と受渡しをまとめます。販売可否は担当者へ確認します。
こんな方に非食品を扱う催事の売場・検品担当者
このページでできること状態確認中の商品を販売在庫と分け、判断と数量処理を対応させる。
見つけた時点で、通常販売の流れから分ける
箱を開けたときの割れ、包装の傷、展示中の汚れなどを見つけたら、通常の商品と区別します。見た目が似ている良品の横へ戻すと、次の担当者が確認前に販売するおそれがあります。施設の許可された場所に置き、商品コード、数量、発見時点、確認担当が分かる表示を付けます。
ここでは非食品の状態管理を扱います。食品、薬品、電気機器の安全性などを外観だけで判断する手順ではありません。危険や品質に関わる可能性がある場合は、自社の商品責任者やメーカー、施設へ状況を伝え、販売・使用を続けてよいかを現場だけで決めないでください。
原因を決め付けず、観察できた状態を残す
記録には「角に割れがある」「外箱がつぶれている」など確認できる状態を書きます。「配送会社が壊した」「客が汚した」といった原因は、確認できるまで別欄の仮説にします。開梱前後の状態を記録する必要がある場合は、施設の撮影条件に沿い、他の商品や人の情報を混ぜずに残します。
J-Net21の仕入解説でも、不良品や損傷品の返品条件を確認することが示されています。すべて返品できるという意味ではありません。仕入先へ照会するときは、出荷・受領の明細、品目、数量、状態をそろえ、現物や包装を処分してよいかも回答を待って確認します。
確認待ちと、処理が決まった品を別に管理する
保留中の商品は、数量として存在していても通常販売の枠から外します。その後、返品、交換待ち、別の取扱い、処分などの判断が出たら、承認した人と処理先を記録します。判断前に安く売る方法へ切り替えたり、表から削除して所在を消したりしないようにしてください。
架空例として、十個受け取ったうち一個に包装の破れがあった場合、受領数十、通常販売九、確認保留一と分けられます。保留の一個を仕入先へ返したなら、返品の出庫として記録します。数を合わせるために最初の受領数を九へ書き換えると、実際に何が起きたか追えなくなります。
| 状態 | 現物の扱い | 数量記録 | 判断する相手 |
|---|---|---|---|
| 確認待ち | 通常販売分と区別 | 保留として残す | 商品責任者 |
| 返品決定 | 指定された梱包・送付へ | 返送の出庫を残す | 仕入先・担当者 |
| 販売へ戻す判断済み | 指示条件を確認 | 保留解除を残す | 販売可否の承認者 |
| 処分等の指示済み | 施設等の方法を確認 | 処理結果を残す | 所有者・責任者 |
同じ状態が続くなら、商品以外の条件も調べる
同じ箱の同じ位置だけが傷む、見本と混ざる、陳列台から落ちやすいなど、繰り返しがある場合は配置や梱包の問題も確認します。一件の記録を担当者の注意不足だけで終わらせず、状態の共通点を商品担当へ渡してください。現場の推測は原因確定の報告と分けます。
会期終了時は、確認待ちの品を通常残品へ混ぜず、案件と一緒に受け渡します。返送先が状態を知らないと、次の販売へ誤って回る可能性があります。処理の結論、数量、現物の所在をそろえ、未解決なら誰が返事を受けるかを決めて終えます。
参照資料と確認範囲
以下は制度・用語・公式の取扱いを確認した資料です。作業手順、比較の視点、記入例は当サイトの編集提案です。個別の契約・施設・製品には、その条件を確認して適用してください。
- 中小機構 J-Net21:小売業の仕入ポイント ↗
確認日 2026-10-29 / 納品までの期間・輸送手段・納品場所、損傷品や残品の取引条件を確認する考え方を参照。催事ごとの納期・返品条件を保証しない。

